【日本東方医学会の成り立ち】
日本東方医学会は、1973年(昭和48年)に、間中喜雄医師の主催した「医師のための鍼灸セミナー」という80時間の
鍼灸研修講座から始まりました。その後、そのセミナー受講者を中心に「MSA会(Medical Study of
Acupuncture)」と名前を変えて活動を継続し、さらにその後、湯液その他にも学びを広げようということで
「医師東洋医学研究会」と名前を変え、中国から中医師の先生方を招聘したセミナーなどを行い、資格の業務範囲の
問題と規模の問題などから「日本歯科東洋医学会」と2つに発展的に分かれる形で、1983年(昭和58年)に、
間中喜雄先生を会長として日本東方医学会となりました。
* MSA会 会報誌『Acu-jounai』*
No.1 1976.2.15 / No.4 1978.3.25 / No.5 1978.12.29 / No.6 1978
【現在の活動】
現在では、中医学、韓医学、日本漢方等の東アジア伝統医学、アーユルヴェーダに代表されるインド伝統医学、ユナニ
医学に代表されるアラビア伝統医学などをベースに発展してきた東方医学(Eastern Medicine)と現代西洋医学
(Western Medicine)との交流を図ることを目的として、通常の学術研究の場を提供する他に、学会において「是」
と認識された治療や研究の社会への実際の応用や、今まで十分な教育や研修がなされていなかったこの分野の、医師や
医療従事者への教育や情報の伝達をサポートすることであり、学会誌『東方医学』の発行や年1回の学術大会の開催、
毎月の各種セミナーの開催をはじめ、以下の事業を行っています。
- 学術大会 (年1回)の開催
- セミナー開催
- 学術情報誌「東方医学」(1983年発刊)の発行
- 『中西医結合雑誌』日本語版である『中西医結合』の発行(1990~2002)
目次 Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4 Vol.5 Vol.6 Vol.7
Vol.8 Vol.9 Vol.10 Vol.11 Vol.12 Vol.13 - 難治疾患の治療実証
- 医師・医療従事者の学会から、一般市民も参加する学会へ
本学会の会員は実地医家の割合が多く、難治性疾患、中でも癌、膠原病などの治療実証に重点的に取り組んでいます。近年では、中国伝統医学、日本伝統医学をはじめとする東方医学の有効性を現代科学的に実証しようという動きがありますが、「気」の働きを含めた有効性の実証は、現代の科学では難しいという認識のもとに、現代西洋医学では難治のこれらの疾病の病症の改善や治癒を実証することによって、有用性を明確にしようと試みています。もちろん、それはたまたま治癒したという症例報告的なものではなく、明らかに一定の確率でもって実証される治療でなければならないことは云うまでもありません。実地医家の使命は第一に患者の病症の改善を図ることであり、有効性の現代科学的な裏付けは、それ以後に可能な範囲で明らかにされることを強く期待するものであります。
■歴代・日本東方医学会会長
初代 間中 喜雄(1983年~1989年11月)
2代目 谷美 智士(1989年12月~2009年1月)
3代目 広瀬 滋之(2009年2月~2010年7月)
4代目 上馬塲 和夫(2010年8月~2019年5月)
5代目 長瀬 眞彦(2019年6月~現在)
第一章 総則
第1条 | 本会は日本東方医学会 ( Japanese Association of Eastern Medicine) と称し、日本東方医学会がこれを主催する。 |
第2条 | 本会の目的
|
第二章 会員
第3条 | 会員
|
第4条 | 入会 本会に入会を希望するものは申込書に会員である紹介者一名を含む必要事項を記入し入会金及び会費を添えて申し込み、学術委員会の承認を得るものとする。 |
第5条 | 退会
|
第三章 役員
第6条 | 本会に次の役員を置く
|
第7条 | 役員の選任と権限
|
第8条 | 学術委員は委員会を開き、学会の円滑な運営にあたる。 その任期は二年とし再任は妨げない。 |
第四章 学会
第9条 | 本会は原則として年1回開催する。 |
第10条 | 本会における発表は会員及び会員に準ずるもの、及び本会客員に限る。 |
第11条 | 各地方に支部を置くことができる。 |
第12条 | 会則の変更は学術委員会の協議により決定する。 |
第五章 会計及び運営
第13条 | 入会金は正会員(医・薬)10,000円、正会員(鍼・柔)は5,000円、正会員(看・栄)は3,000円、学生会員は無料とする。 年会費は正会員(医・薬)10,000円、正会員(鍼・柔)は7,000円、正会員(看・栄)は5,000円、学生会員1,000円とする。 |
付則
(1)法人の年会費は一口100,000円とする。
(2)本会則は2009年4月より施行する。(2016年12月、2017年3月3日、2017年4月21日改定)
大会概要
1.名称
第43回 日本東方医学会
2.テーマ
『順天応人 -東方医学×公衆衛生学-』
3.開催日時
2025年11月29日(土) 13:00~17:30(予定)
2025年11月30日(日) 10:00~17:00(予定)
4.場所
順天堂大学 有山登メモリアルホール(11/29)、小川秀興講堂(11/30)
(東京都文京区本郷2丁目1番1号)
5.会頭
友岡 清秀
<順天堂大学医学部 衛生学・公衆衛生学講座 准教授>
6.後援
厚生労働省・日本医師会(申請中)
7.主催
一般財団法人 東方医療振興財団
[お問い合わせ]
(一財)東方医療振興財団 日本東方医学会 事務局
TEL:03-6264-3015(平日10~16時)
FAX:03-6264-3016
E-mail:このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。
一般口演について
(1)募集期間
2024年4月1日(火)~2024年6月27日(金)※〆切厳守
(2)応募資格
原則として、日本東方医学会の会員(学生会員含む)に限ります。
非会員の場合は、演題応募時に入会申し込みを必ずお願い致します。
当日までに入会手続きは完了させておいてください。なお、入会手続きについては本ホームページにて確認いただけます。
(3)発表方法
PowerPointを用いたPCによる一般口演発表です。※応募状況によりポスター発表の場合もあり
所要時間(予定):発表7分、質疑応答2分 (PowerPointスライド10枚前後を目安)
演題カテゴリー:総論・漢方・鍼灸・食品・サプリメント・その他
※口演は10演題程度を予定。
(4)応募方法
募集要項をご確認の上、申込用紙に必要事項を記入し、抄録原稿(800字まで)と一緒にメールにて事務局まで
お送りください。
抄録原稿は下記の登録規定を参照の上、作成ください。
(5)抄録原稿 登録規定
1. 冒頭に演題名を明記(50文字以内、英文は不要)
2. 演題名の下部に発表者、共同研究者、所属を明記(共同研究者は5名までとする)
3. 本文、参考文献含め800字以内
4. なるべく構造化抄録(【目的(背景)】【方法(症例の場合は【症例】と記載)】【結果(考察)】
【結語(結論)】)の形式で記述すること。
5. キーワードは本文下部に5つまで記載すること。
6. 症例報告の場合は、患者同意書を添付し、プライバシー保護の観点から初診日を「X年●月」とし、
現病歴や既往歴や経過については「X-1年●月」や、「X+1年●月」と表現し、具体的な日にちや
患者の年齢(〇〇代、と記載し、具体的な年齢は表記しない)、職業(会社員、公務員などは可)は
記載せず、イニシャルでの表現も避けること。
7. 画像、グラフの貼り付けは可能だが、各1枚ずつとする。
8. 査読者からの指示があった場合は、参考文献、参考論文を記載すること。
(6)演題の採否について
演題の採否および発表順番については、学術委員会において決定します。
利益相反(COI)について
本学会の発表において、利益相反の開示が義務付けられております。
特定の企業や団体より依頼された研究や試験の場合は、研究実施者と関係する企業や団体との利害関係を開示する必要があります。
また、著者は同内容を、資金源の公開、COI として明記してください。
開示すべき COI 状態がない場合も、その旨を記載して下さい。
*一般口演の場合
発表スライドの2枚目に利益相反の有無、ある場合には企業名を掲示してください。
第42回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
第42回日本東方医学会 学術大会 開催報告
―メインテーマ「東方医学の精神文化と身体観」―
2024年11月24日、長瀨眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第42回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は田中耕一郎氏(東邦大学医療センター大森病院東洋医学科 准教授)が務めた。
今回は、「精神文化と身体観」というアプローチで東方医学の現状と今後を考えるテーマにて行われた。また、今回の注目は、重松宗育氏(臨済宗妙心寺派 承元寺 住職)による教育講演と、日本舞踊講師、宗教学・身体論者、日蓮宗寺院住職という多彩な専門分野の3名による精神文化や身体観をテーマとするパネルディスカッションだった。
午前中は、医師、医学生、鍼灸師、一般(製薬会社)による一般口演(鍼灸・漢方・総論・サプリメント他 全17題)を行い、バラエティに富んだ演題が発表された。その後、東栄新薬株式会社様によるランチョンセミナー「露地栽培アガリクスKA21株の免疫増強・抗がん剤の副作用軽減作用」が行われた。午後は、田中耕一郎氏による会頭講演「東方医学の精神文化と身体観」と、重松宗育氏による教育講演「禅僧の観(み)る身体(からだ)と心」を行った。プログラム最後のシンポジウムでは大会テーマと同じ「東方医学の精神文化と身体観」をテーマに、講演とディスカッションが行われた。参加者からは、「新しい価値観にふれあえた。様々な視点から東洋医学を知ることができた。学生の発表が生き生きとしていて内容も工夫があって素晴らしかった。全て興味深かった。」といった声が数多く寄せられ盛会裏に終了した。
【メインテーマ:東方医学の精神文化と身体観】
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プログラム・抄録集 |
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第41回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
第41回日本東方医学会 学術大会 開催報告
―メインテーマ「医師・医学生と鍼灸」―
2023年11月26日、長瀨眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第41回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は竹下 有 氏(清明院 院長、(一社)北辰会 学術副部長)が務めた。
今回は、日本東方医学会が目指す『心あたたかな医療』実現のための「医師と鍼灸師を中心とした連携と教育」をテーマに行われた。また、今回の注目は、小野直哉氏(未来工学研究所 特別研究員)による教育講演と、鍼灸師、医はき師、大学医療センター教授の3名による医療連携についてのパネルディスカッションだった。
午前中は、一般口演(鍼灸・漢方・総論他 全11題)と竹下 有 氏による会頭講演「原点を見つめ直す―医師のための鍼灸セミナーから始まった東方医学会」を行った。その後、アーユルヴェーダビューティーカレッジ・アーユルウェルネス株式会社様によるランチョンセミナー「予防医学アーユルヴェーダを活用したウェルネス事業への活用法(医療・地 方創生・ツーリズム・プロダクト開発等)」と、休憩時間にはポスター発表(全6題)の質疑応答も行われ、ポスター展示スペースには多くの人があふれていた。午後は小野直哉氏による教育講演「未来の鍼灸と鍼灸師の未来-日本の鍼灸と鍼灸師を展望するために-」を行った。プログラム最後のシンポジウムでは「医師と鍼灸―組むか、やるか、どう理解するかー」をテーマに、講演とディスカッションが行われた。参加者からは、「鍼灸業界、医学生の現状がよく分かり、課題の再認識と、今何ができるかという話がためになった。今後医鍼連携がすすみ国民への健康の寄与が大きくなることを期待する」といった声が数多く寄せられた。
【メインテーマ:医師・医学生と鍼灸】
●後援:厚生労働省・日本医師会
開催期間 |
2023年11月26日(日)10:00~16:30 (9:40受付開始) |
会頭 |
竹下 有 < 清明院(鍼灸院)院長、(一社)北辰会学術副部長 > |
メインテーマ | 医師・医学生と鍼灸 |
プログラム | プログラム・時間割一覧はこちら |
一般口演 |
医師、医学生、鍼灸師による口演発表11題、ポスター発表6題 |
会頭講演 |
「原点を見つめ直す―医師のための鍼灸セミナーから始まった東方医学会」 竹下 有 < 清明院(鍼灸院)院長、(一社)北辰会学術副部長 > |
教育講演 |
「未来の鍼灸と鍼灸師の未来-日本の鍼灸と鍼灸師を展望するために-」 小野 直哉< 公益財団法人 未来工学研究所 特別研究員 > |
ランチョンセミナー |
「予防医学アーユルヴェーダを活用したウェルネス事業への活用法 (医療・地 方創生・ツーリズム・プロダクト開発等)」 新倉 亜希 < アーユルヴェーダビューティーカレッジ・アーユルウェルネス株式会社 代表取締役 > |
シンポジウム 【医師・鍼灸師 連携の発展と課題】 |
①「一鍼二灸三薬~鍼灸と湯液の関わり方~」 藤本 新風< 一般社団法人 北辰会 代表理事 >
②「医はき師からみた、医師・鍼灸連携の勘所」 寺澤 佳洋<口之津病院 内科・総合診療科 医はき師 >
③「大学病院における鍼灸の現状」 鈴木 雅雄 <福島県立医科大学 会津医療センター附属研究所漢方医学研究室 教授>
④ 討論「医師と鍼灸―組むか、やるか、どう理解するか―」
|
抄録集 |
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第40回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
第40回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
-メインテーマ「心あたたかで人間的な東方医学」-
2022年12月4日、長瀨眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第40回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は長瀬眞彦氏(一財)東方医療振興財団 理事長、吉祥寺中医クリニック 院長、順天堂大学医学部 医学教育研究室)が務めた。
今回は、日本東方医学会が目指す「心あたたかな医療」をテーマに行われた。また、今回の注目は、谷川武氏による教育講演と医師2名と鍼灸師2名によるパネルディスカッションだった。
午前中は、一般口演(漢方・鍼灸・サプリメント・他 9題)と長瀬 眞彦 氏による会頭講演「心あたたかで人間的な東方医学」を行った。その後、大杉製薬株式会社様によるランチョンセミナー「信頼される漢方生薬の供給を目指すオースギの品質及び製造管理」をはさみ、午後は谷川 武 氏による教育講演「東方医学への期待 ー公衆衛生学的視点からー」を行った。プログラム最後のシンポジウムでは「医師・鍼灸師連携の発展と課題」をテーマに、講演とディスカッションが行われた。参加者からは、「鍼灸業界の現状がよく分かったとともに、今後医鍼連携がすすみ国民への健康の寄与が大きくなることを期待する」といった声が数多く寄せられた。
〔プログラム構成〕
●会頭講演 「心あたたかで人間的な東方医学」
演者:長瀬 眞彦(一財)東方医療振興財団 理事長、吉祥寺中医クリニック 院長、
順天堂大学医学部 医学教育研究室)
座長:上馬塲 和夫(フジ虎ノ門整形外科病院)
●教育講演
「東方医学への期待 ―公衆衛生学的視点から―」
演者:谷川 武( 順天堂大学大学院医学研究科 公衆衛生学講座 主任教授 )
座長:長瀬 眞彦(一財)東方医療振興財団 理事長、吉祥寺中医クリニック 院長、
順天堂大学医学部 医学教育研究室)
●シンポジウム 「医師・鍼灸師連携の発展と課題」
座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)
友岡 清秀(順天堂大学医学部衛生学・公衆衛生学講座 助教)
① 「心あたたかな医療から考える地域鍼灸院の役割と課題」
演者:赤羽 峰明( 乃木坂あか羽鍼灸院 院長 )
② 「医師鍼灸師連携の理想と現実と今出来ること」
演者:竹下 有( 清明院 院長 )
③ 「漢方診療と鍼灸院の連携治療経験」
演者:髙橋 博樹( 東銀座タカハシクリニック 院長 )
④ 「医師と鍼灸師がコラボするより良い診療を目指して ―総合病院 内科医師の立場から―」
演者:増田 卓也( 三井記念病院 総合内科・膠原病リウマチ内科、東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 )
●一般口演Ⅰ 「鍼灸」(講演数:3題)
座長:竹下 有(清明院 院長)
①「鍼灸介入治療により良好な疼痛コントロールが得られたSAPHO症候群の一例」
演者:増田 卓也(三井記念病院 総合内科・膠原病リウマチ内科、東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科)
②「レット症候群に対し鍼灸治療によるケアを行った一症例」
演者:吉村 英(吉村はりきゅう治療院)
③「鍼灸院での消炎剤塗布、サプリメント等販売に関しての調査」
演者:白石 健二郎(田無北口鍼灸院)
●一般口演Ⅱ 「漢方・サプリメント・総論」(講演数:3題)
座長:樫尾 明彦(給田ファミリークリニック 副院長)
①「『コロナによる免疫制御漢方薬処方推移研究』——急患診療センターにおける葛根湯と小青竜湯処方パターンの変移に注目して」
演者:福本 一朗(長岡保養園)
②「枸杞の魅力と臨床的な応用経験」
演者:仝 選甫(昭和大学薬学部臨床薬学講座天然医薬治療学部門)
③「東洋医学の医療思想におけるホスピタリティ —近代西洋医学と比較してー」
演者:吉良 明海里(横浜市立大学 医学部医学科)
●一般口演Ⅲ 「漢方・鍼灸・サプリメント・その他」
座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)
①「漢方(乙字湯)及び鍼灸治療のアプローチにより奏功した不全型ベーチェット病の難治性口内炎に対する東洋医学的考察の1例」
演者:藤田 周一郎(医療法人社団 素耕会 冨士クリニック)
②「三年間のハンノキ醗酵エキスに摂取が中高齢者の酸化ストレスと抗酸化力に及ぼす影響」
演者:松浦 義昌(大阪公立大学)
③「ロコモ予備軍に対する『SBH式減量療法』のアプローチについて」
演者:島田 りか(医療法人社団 東洋会)
●ランチョンセミナー 「信頼される漢方生薬の供給を目指すオースギの品質及び製造管理」
座長:上馬塲 和夫(フジ虎ノ門整形外科病院)
演者:森 康人( 大杉製薬株式会社 信頼性保証部品質保証責任者 )
第39回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
第39回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
-メインテーマ「耳・鼻からはじまる健幸長寿~本邦初!東方の叡智が集結」-
2021年11月28日、長瀨眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第39回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にてハイブリッド形式のもと開催された。会頭は北西 剛氏(きたにし耳鼻咽喉科 院長)が務めた。
今回の注目は、中医、漢方、アーユルヴェーダ医、更にはチベット医の先生方が一同に会して行われるパネルディスカッション。そして経絡の不思議に迫る最近注目の『ファシア』に関して、建部陽嗣先生からのご講演だった。
午前中は、一般口演Ⅰ(漢方3題)、一般口演Ⅱ(鍼灸6題)、一般口演Ⅲ(サプリメント・その他4題)を行った。その後、ランチョンセミナー「アマゾン熱帯雨林の民間医シャーマンの伝統医療」をはさみ、午後は北西剛氏による会頭講演「温故知新の耳鼻咽喉科」、建部陽嗣氏(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 研究員)による教育講演「東洋医学の謎を解く新たな臓器『ファシア』」、があった。プログラム最後のシンポジウム「漢方・アーユルヴェーダ・チベット 東方医学の叡智集結」では、シンポジストの奈良和彦(東邦大学医学部東洋医学研究室 医療センター大森病院東洋医学科 助教)、小川康(森のくすり塾 代表)、澁谷るみ子(㈱スヴァルナ・アーユルヴェーダ代表)による講演とディスカッションが行われた。
〔プログラム構成〕
●会頭講演 「温故知新の耳鼻咽喉科」
演者:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)
座長:高橋 博樹(東銀座タカハシクリニック 院長)
●教育講演
「東洋医学の謎を解く新たな臓器『ファシア』」
演者:建部 陽嗣(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 研究員)
座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)
●シンポジウム 「漢方・アーユルヴェーダ・チベット 東方医学の叡智集結」
座長:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)
上馬塲 和夫(フジ虎ノ門整形外科病院)
① 「耳・鼻の症状 ・・・ 弁証論治を患者にどう説明するか。」
演者:奈良 和彦(東邦大学医学部東洋医学研究室 / 医療センター大森病院東洋医学科 助教)
② 「チベット医学が現代日本社会に貢献できること」
演者:小川 康(森のくすり塾 代表)
③ 「アーユルヴェーダの若返り法」
演者:澁谷 るみ子(株式会社スヴァルナ・アーユルヴェーダ 代表)
●一般口演Ⅰ 「漢方」(講演数:3題)
座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)
竹下 有(清明院 院長)
① 「新型コロナウイルス感染症を防ぐ?漢方薬」
演者:福本 一朗(長岡保養園)
② 「荊芥連翹湯と活血薬による鼻息肉を完治した症例」
演者:仝 選甫(日本中医薬研究会中医学講師)
③ 「漢方治療で難渋し鍼灸治療併用により著効したフクロウ型体質の一例」
演者:増田 卓也(三井記念病院 総合内科・膠原病リウマチ内科)
●一般口演Ⅱ 「鍼灸」(講演数:6題)
座長:佐々木 和郎(令和鍼灸院 院長 / 前・鈴鹿医療科学大学 教授)
友岡 清秀(順天堂大学医学部公衆衛生学講座 助教)
① 「耳鳴・めまいに対する大後頭神経及び頭半棘筋への刺鍼症例の報告」
演者:吉村 英(吉村はりきゅう治療院)
② 「鍼灸治療が有効であった難治性副鼻腔炎・通年性アレルギー性鼻炎合併の一例」
演者:林 由紀子(ハチドリ鍼灸院)
③ 「WHO国際統計分類に基づいた鍼灸臨床データ収集の基盤整備 第二報
~耳及び乳様突起の疾患患者に対する伝統医学病名、医療行為の調査~」
演者:鈴木 聡(鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部 鍼灸サイエンス学科)
④ 「鍼灸治療に関する医学生の意識調査」
演者:小池 真子(順天堂大学医学部医学科)、大賀 舞(順天堂大学国際教養学部)
⑤ 「地域における医師と鍼灸師間でのコミュニケーション方法」
演者:白石 健二郎(田無北口鍼灸院)
⑥ 「鍼灸師の地域医療連携とケーススタディ・症例検討会の報告」
演者:赤羽 峰明(医鍼薬地域連携研究会)
●一般口演Ⅲ 「アーユルヴェーダ・サプリメント他」(講演数:4題)
座長:山本 竜隆(朝霧高原診療所 院長 / 昭和大学医学部 客員教授)
竹下 有(清明院 院長)
① 「シロダーラ施術継続回数の違いによるリラックス効果の比較
演者:田畑 優美子(一般社団法人日本シロダーラ協会 代表理事)
② 「2年間のハンノキ醗酵エキスの摂取が中高齢者の酸化ストレス及び抗酸化力に及ぼす影響」
演者:松浦 義昌(大阪府立大学)
③ 「マットレス針刺による右上肢麻痺症について」
演者:藤井 祟知(南陵 藤井内科)
④ 「「SBH式減量療法」と腸内フローラの関係について-第二報-」
演者:島田 りか(医療法人社団 東洋会)
●ランチョンセミナー 「アマゾン熱帯雨林の民間医 シャーマンの伝統療法」
座長:北西 剛 (きたにし耳鼻咽喉科 院長)
演者:吉野 朝(株式会社サポートジャングルクラブ 代表取締役社長 / NPOグリーンハート 理事)
第37回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
-メインテーマ「万病撃退!大腸が寿命を決める」-
2020年2月9日、長瀬眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第37回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は山口トキコ氏(マリーゴールドクリニック院長)が務めた。
近年、腸内細菌叢の乱れに伴って起こる全身の不調が問題となっていることから、今回のメインテーマには「万病撃退! 大腸が寿命を決める」がとり上げられた。
午前中は、一般口演Ⅰ(漢方・鍼灸6題)、一般口演Ⅱ(サプリメント・その他6題)と、山口氏による会頭講演「大腸肛門病専門医の視点で健康を再考する」があった。
その後、ランチョンセミナー「漢方原料生薬の品質・安全性」をはさみ、午後は原山建郎氏(健康ジャーナリスト、遠藤ボランティアグループ代表)による教育講演Ⅰ「遠藤周作の遺言『日本の「良医」に訴える』――38年目を迎えた『心あたたかな医療』キャンペーン」、また高橋博樹氏(東銀座タカハシクリニック院長)による教育講演Ⅱ「東方医学的融合診療について」があった。プログラム最後のシンポジウム「古今東西の便秘治療」では、シンポジストの尾髙 健夫(尾髙内科・胃腸科クリニック院長)、長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック院長)、佐々木 和郎(令和鍼灸院院長、元鈴鹿医療科学大学 教授)による講演とディスカッションが行われた。
学術大会終了後は、会場をテラスルームに移して懇親会が開催された。
〔プログラム構成〕
●会頭講演 「大腸肛門病専門医の視点で健康を再考する」
演者:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)
座長:長瀬 眞彦(一般財団法人東方医療振興財団 理事長)
●教育講演
①「遠藤周作の遺言『日本の「良医」に訴える』――38年目を迎えた『心あたたかな医療』キャンペーン」
演者:原山 建郎(健康ジャーナリスト、遠藤ボランティアグループ代表)
座長:上馬塲 和夫(ハリウッド大学院大学 教授)
●教育講演
②「東方医学的融合診療について」
演者:高橋 博樹(東銀座タカハシクリニック 院長)
座長:上馬塲 和夫(ハリウッド大学院大学 教授)
●シンポジウム 「古今東西の便秘治療」
座長:川嶋 朗(東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科 教授)/山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)
①「慢性便秘症診療の問題点と今後の期待」
演者:尾髙 健夫(尾髙内科・胃腸科クリニック 院長)
②「全身状態を改善する東方医学の『下法』」
演者:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)
③「機能性便秘の鍼灸治療」
演者:佐々木 和郎(令和鍼灸院 院長、元鈴鹿医療科学大学 教授)
●一般口演Ⅰ 「漢方・鍼灸」(講演数:6題)
座長:形井 秀一(洞峰パーク鍼灸院―つくば国際鍼灸研究所 院長、筑波技術大学 名誉教授)/田中 耕一郎(東邦大学医療センター大森病院東洋医学科 准教授)
①「医鍼薬地域連携研究会の活動報告」
演者:赤羽 峰明(東方医療振興財団 医鍼薬地域連携研究会)
②「学習状況の改善を目的とした耳鍼によるセルフケアが大学生の睡眠や抑うつ状況に及ぼす影響」
演者:石橋 慎也(帝京平成大学ヒューマンケア学部 鍼灸学科)
③「柴胡加竜骨牡蠣湯の症例で加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群を考える」
演者:髙橋 薫(タカハシクリニック 院長)
④「地域医療連携、『患者満足度』について考察」
演者:白石 健二郎(田無北口鍼灸院 院長)
⑤「順天堂大学 東洋医学研究会について」
演者:須賀 望(順天堂大学医学部 医学科)
⑥「医療連携鍼灸師に必要な知識としてのMI(動機付け面接)」
演者:大西 葉子(マベリック鍼灸施術室/東方医療振興財団 医鍼薬地域連携研究会)
●一般口演Ⅱ 「サプリメント・その他」(講演数:6題)
座長:高橋 博樹(東銀座タカハシクリニック 院長)/樫尾 明彦(給田ファミリークリニック 副院長)
①「感知鍼による間質性肺炎の診断と治療について」
演者:藤井 崇知(南陵 藤井内科 院長)
②「ヨーロッパにおけるラドン療法の適応と禁忌」
演者:丸野 紀子(ひぐらし整形外科内科 院長)
③「ストレスと意思による不随意筋振戦変容――心は無意識の身体活動に影響を与え得るか」
演者:福本 一朗(長岡保養園)
④「『SBH式減量療法』と腸内フローラの関係について―第一報―」
演者:島田 りか(医療法人社団 東洋会)
⑤「大腸はなくても生きられる―排便対策が最大の鍵―」
演者:中村 信也(まほろば東京クリニック 院長)
⑥「ハンノキ発酵エキスの摂取が人の酸化ストレス及び抗酸化力に及ぼす影響」
演者:松浦 義昌(大阪府立大学地域連携研究機構 教授)
●ランチョンセミナー 「漢方原料生薬の品質・安全性」
座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)
演者:笠原 良二(株式会社ツムラ医薬営業本部 流通企画部特販課/日本漢方生薬ソムリエ協会 理事)
第39回 日本東方医学会 学術大会 開催要項
【メインテーマ:耳・鼻からはじまる健幸長寿 ~本邦初!東方の叡智が集結】
●後援:厚生労働省・日本医師会
開催期間 |
2021年11月28日(日)10:00~16:30 (会場参加/9:30受付開始) |
場所 |
ハイブリッド開催(会場開催・WEB LIVE開催) 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 東京都千代田区神田駿河台4-6 JR中央・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩1分 東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B2出口直結 |
主催 | 一般財団法人 東方医療振興財団 |
会頭 |
北西 剛 (きたにし耳鼻咽喉科 院長・日本アーユルヴェーダ学会 理事長) |
メインテーマ | 耳・鼻からはじまる健幸長寿 ~本邦初!東方の叡智が集結 |
一般口演 |
13題 |
会頭講演 |
「温故知新の耳鼻咽喉科」 北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長) |
教育講演 |
「東洋医学の謎を解く新たな臓器『ファシア』」 建部 陽嗣(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 研究員) |
ランチョンセミナー |
「アマゾン熱帯雨林の民間医 シャーマンの伝統療法」 吉野 朝(株式会社サポートジャングルクラブ 代表取締役社長 兼 NPOグリーンハート 理事) |
シンポジウム 【漢方・アーユルヴェーダ・ チベット 東方医学の叡智集結】 |
「耳・鼻の症状…弁証論治を患者にどう説明するか。」 奈良 和彦(東邦大学医学部東洋医学研究室 医療センター大森病院東洋医学科 助教)
「チベット医学が現代日本社会に貢献できること」 小川 康(森のくすり塾 代表)
「アーユルヴェーダの若返り法」 澁谷 るみ子(株式会社スヴァルナ・アーユルヴェーダ 代表 一般社団法人アーユルヴェーダ生命科学研究所 代表理事) |
参加方法 | 会場参加 もしくは WEB(Live配信)参加 |
参加申込登録 |
●参加費 会員 7,000円 非会員 10,000円 同行の事務員・看護師等 3,000円 学生 1,000円 ※会場参加、WEB参加いずれも同一料金です。 ※当日参加申込はお受けできませんのでご注意ください。 ※会場参加は定員になり次第締め切りとさせていただきます。 ※キャンセルの場合のご返金はできません。ご了承ください。 ●申込登録方法 下の①②いずれかの方法で登録ください。 ①オンライン登録・決済 以下より事前参加申込・決済をお願い致します。 ②FAX登録 参加申込書をプリントアウトしてお送りの上、参加費を下記口座に お振込ください。 みずほ銀行:虎ノ門支店 普通口座 口座番号:2521324 口座名 :日本東方医学会 ※参加費支払をもって登録完了とさせていただきます。 |
申込登録期日 |
2021年11月22日(月)まで |
日本東方医学会会員募集中!!入会随時受付中! 入会申込はこちら
2021年度入会者は、学術大会へ特別無料ご招待いたします。(2021年10月末までに入会の方)
第36回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
-メインテーマ「東方医学における地域連携の可能性」-
2月3日、上馬塲和夫氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第36回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は赤羽峰明氏(乃木坂あか羽鍼灸院院長)が務めた。
日本東方医学会では、2017年秋から「医鍼薬地域連携研究会」「医療連携をめざす鍼灸師育成講座」などの開催を通じて、地域の医師・鍼灸師・薬剤師が連携してよりよい医療を患者に提供できる仕組みづくりを進めており、今大会のメインテーマには「東方医学における地域連携の可能性」が掲げられた。
午前中は、赤羽氏による会頭講演「医鍼薬地域連携の試み」のほか、一般口演Ⅰ(漢方・鍼灸5題)、一般口演Ⅱ(総論・そのほか6題)があった。昼の休憩時間を利用して、レセプションホールで6題のポスター発表が行われた。その後、ランチョンセミナー2本をはさみ、午後は路京華氏(中国中医科学院広安門病院客員教授)による教育講演Ⅰ「蔵象学の現代訳」、また川瀬晃道氏(名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻教授)による教育講演Ⅱ「汗腺はテラヘルツ帯ヘリカルアンテナか? 東洋医学の機序解明への試み」があった。
最後のシンポジウム「医療現場における鍼灸活用の実際(医鍼薬地域連携における問題点を探る)」では、シンポジストの高橋秀則氏(帝京平成大学健康科学研究科教授)、長谷川尚哉氏(大磯治療院・ほんあつ治療院総院長)、奥平智之氏(医療法人山口病院精神科部長)による講演とディスカッションが行われた。学術大会終了後は、会場をテラスルームに移して懇親会が開催された。
(原山建郎・報 / 「医道の日本」2019年4月号より)
〔プログラム構成〕
●会頭講演「医鍼薬地域連携の試み」
演者:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院 院長)
座長:上馬塲 和夫(一財)東方医療振興財団 理事長)
●教育講演
①「蔵象学の現代訳」
演者:路 京華(中国中医科学院広安門病院 客員教授)
座長:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)
②「汗腺はテラヘルツ帯ヘリカルアンテナか?~東洋医学の機序解明への試み」
演者:川瀬 晃道(名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻 教授)
座長:佐々木 和郎( 鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸サイエンス学科 教授)
●シンポジウム「医療現場における鍼灸活用の実際(医鍼薬地域連携における問題点を探る)」
座長:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院 院長)、上馬塲 和夫(一財)東方医療振興財団 理事長)
①「医療現場における鍼灸活用の問題点」
演者:高橋 秀則(袖ヶ浦さつき台病院麻酔科、帝京平成大学健康科学研究科 教授)
②「地域医療資源としての「町の鍼灸院」が超高齢化社会に役立つ日を目指して」
演者:長谷川 尚哉(大磯治療院・ほんあつ治療院 総院長、株式会社ソクラー・テクノス 代表取締役)
③「栄養精神医学領域における鍼灸師医師交流会への期待」
演者:奥平 智之(医療法人山口病院(川越)精神科 部長、日本栄養精神医学研究会 会長)
●一般口演Ⅰ「漢方・鍼灸」(講演数:5題)
座長:形井 秀一(筑波技術大学 名誉教授)
樫尾 明彦(給田ファミリークリニック)
①「傷寒論第29条中の甘草配合の桂枝湯・甘草乾姜湯・芍薬甘草湯・調胃承気湯・四逆湯について甘草を中心に考える」
演者:高橋 薫(タカハシクリニック)
②「艾炷灸技術を応用した灸法主義の温度特性比較~もぐさ温度測定システムMOXATHを用いて~」
演者:有馬 義貴(常葉大学健康プロデュース学部)
③「鍼灸学科1年生と2年生の艾炷灸技術の違い~もぐさ温度測定システムMOXATHを用いて~」
演者:藤田 格(常葉大学健康プロデュース学部健康鍼灸学科)
④「鍼灸を含めた慢性疼痛医療者育成の取り組み」
演者:鈴木 聡(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸サイエンス学科)
⑤「moxafrica(モクサアフリカジャパン)、活動報告~発足の背景と現在までの活動の歩み~」
演者:山川 義人(MOXAFRICA)
●一般口演Ⅱ「総論・その他」(講演数:6題)
座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)
及川 正広(東北福祉大学健康科学部 講師)
①「漢方医学的融合医療の実施経験」
演者:髙橋 博樹(東銀座タカハシクリニック)
②「悪性腫瘍に対する化学療法と放射線療法の自律神経に及ぼす影響」
演者:永野 剛造(永野医院)
③「感知診による感知部位の確認とテンカン脳の病巣診断について」
演者:藤井 祟知(南陵 藤井内科)
④「全身多発転移がんの長期生存例」
演者:中村 信也(まほろば東京クリニック)
⑤「認知症は生活習慣病?」
演者:福本 一朗(至誠会 長岡保養園)
⑥「治療困難な下肢虚血病変に対する東洋学的治療の試み」
演者:藤田 周一郎(医療法人社団素耕会 冨士クリニック)
●ポスター展示(演題数:6題)
①「気功におけるイメージの効果」
演者:佐藤 源彦(心身バランス研究会希望クリニック)
②「指先刺激による頸部回旋可動域の変化」
演者:石川 莉帆(帝京平成大学ヒューマンケア学部)
③「CBDオイルの経鼻投与をした線維筋痛症の2例」
演者:許 鳳浩(金沢大学大学院補完代替医療学講座)
④「東西医学を融合したトータル・メディカルビューティ・プログラムの創生」
演者:高 冰冰(ハリウッド大学院大学)
⑤「仙骨部への鍼通電刺激が便秘症状に及ぼす影響」
演者:鈴木 卓也(帝京平成大学大学院健康科学研究科)
⑥「傷寒論第29条中の甘草配合の桂枝湯・甘草乾姜湯・芍薬甘草湯・調胃承気湯・四逆湯について甘草を中心に考える」
演者:髙橋 薫(タカハシクリニック)
●ランチョンセミナー
①「今の日本の医療を変えたい!患者の目線から」
座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)
演者:山田 浩((株)オフィスウィンズinfinity Balance 代表取締役)、松嵜 智美(スタジオPM4:21 代表)
②「漢方を活用した事業連携の可能性」
座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)
演者:後藤 典子(MSG株式会社 常務執行役員、一般社団法人国際統合治療協会 理事)
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第35回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
-メインテーマ「健康寿命を楽しく生きる東方医学の知恵」-
一般財団法人東方医療振興財団(上馬塲 和夫理事長)主催、厚生労働省・日本医師会後援の第35回日本東方医学会が、2018年2月25日(日)(午前9時30分〜午後5時)、御茶ノ水ソラシティーカンファレンスセンター(東京・神田駿河台)で開催され、140名余りの医師・薬剤師・看護師・鍼灸師・柔道整復師・療術師・医療従事者・学生などが参集した。会頭は原山 健郞氏(健康ジャーナリスト、元『わたしの健康』編集長)が務めた。
健康志向への関心とともに高齢化問題がいよいよ緊迫度を増しつつある近年、メインテーマに掲げられた「健康寿命を楽しく生きる東方医学の知恵」という課題にどう向き合い、どんな答えを見出すかが、日常生活の安心と将来の医療を左右するとの認識から、プログラムは多岐にわたり19題を数え、問題意識を共有する熱心な参加者の質疑も活発になされて会は充実したものとなった。
講演終了後に隣室で開かれた懇親会では分野の枠を超えて和やかに意見交換が行われ、交流の深まりに役立った。
〔プログラム構成〕
●会頭講演「仏教医学でとらえる『東方医学』のアウトライン」
演者:原山 建郎(健康ジャーナリスト、元『わたしの健康』編集長)
座長:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック院長)
●教育講演「認知症の人およびそのご家族を支えるための載灸治疾の取り組み」
演者:兵頭 明(学校法人後藤学園中医学研究所所長)
座長:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院院長)
●シンポジウム「クオリティ・オブ・デス(安らかな死)をめざす東方医療」
座長:原山 建郎(健康ジャーナリスト、元『わたしの健康』編集長、上馬場 和夫(帝京平成大学ヒューマンケア学部教授)
①「Quality of death(QOD、安らかな死)をめざす東方医療」
演者:田畑 正久(佐藤第二病院院長、龍谷大学大学院実践真宗学研究科教授)
②「QOD」
演者:川嶋 朗(東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授)
③「安らかな死とは」
演者:船戸 崇史(船戸クリニック院長)
●一般口演Ⅰ「漢方・サプリメント」(講演数:4題)
座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック院長)
竹野 良平(社会医療法人石心会埼玉石心会病院メンタルヘルス科副部長)
①「慢性疾患の東方医学的治療経験」
演者:髙橋 博樹(東銀座タカハシクリニック)
②「マルチモディティ(複数疾患併存)に対する東洋医学の活用」
演者:樫尾 明彦(給田ファミリークリニック)
③「更年期未病状態にけるプラセンタサプリメントの効果」
演者:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック)
④「甘草修治による抗酸化力で考える甘草湯と灸甘草湯の方意」
演者:高橋 薫(タカハシクリニック)
●一般口演Ⅱ「鍼灸・その他」(講演数:4題)
座長:佐々木 和郎(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸学科教授)
北出 利勝(明治国際医療大学名誉教授)
①「非侵襲性の微細突起の皮膚刺激が便秘に及ぼす影響:二重盲検比較試験を用いた検討」
演者:沢崎 健太(常葉大学健康プロデュース学部)
②「触刺激による脳内微量物質の変化」
演者:中澤 寛元(常葉大学健康プロデュース学部)
③「医鍼薬地域連携研究会」
演者:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院)
④「東洋医学教育における大学間と学習者─指導者間のゆるやかな教育システム」
演者:蜂木 麻璃奈(大分大学医学部医学科)
●一般口演Ⅲ「その他」(講演数:4題)
座長:山本 竜隆(朝霧高原診療所院長)
北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科院長)
①「感知診によるパーキンソン病と認知症のウイルス感染診断について」
演者:藤井 崇知(南陵藤井内科)
②「エステックEIS/ESOによる磁気ベッド治療前後の自律神経機能の変化」
演者:永野 剛造(日本自律神経病研究会 永野医院)
③「生理学的データに基づく動機推定の試み」
演者:福本 一朗(長岡市小国診療所)
④「細胞ナノスキャンを使った二重盲検試験による波動医学的作用物質の作用機序の解明の試み」
演者:上馬塲 和夫(帝京平成大学ヒューマンケア学部)
●ランチョンセミナー
①「頭部解剖生理学的特殊性と、実際の活用のご紹介」
座長:髙橋 博樹(東銀座タカハシクリニック院長)
演者:宮崎 陽子(L.C.I.C.I.JAPAN代表)
②「画期的な診断補助計測機器細胞ナノスキャン(MTRメタトロン)について」
座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科院長)
演者:吉川 忠久(株式会社エイジングマネジメント代表取締役社長)