日本東方医学会 学術大会
第42回 日本東方医学会 学術大会 開催報告
第42回日本東方医学会 学術大会 開催報告
―メインテーマ「東方医学の精神文化と身体観」―
2024年11月24日、長瀨眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第42回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は田中耕一郎氏(東邦大学医療センター大森病院東洋医学科 准教授)が務めた。
今回は、「精神文化と身体観」というアプローチで東方医学の現状と今後を考えるテーマにて行われた。また、今回の注目は、重松宗育氏(臨済宗妙心寺派 承元寺 住職)による教育講演と、日本舞踊講師、宗教学・身体論者、日蓮宗寺院住職という多彩な専門分野の3名による精神文化や身体観をテーマとするパネルディスカッションだった。
午前中は、医師、医学生、鍼灸師、一般(製薬会社)による一般口演(鍼灸・漢方・総論・サプリメント他 全17題)を行い、バラエティに富んだ演題が発表された。その後、東栄新薬株式会社様によるランチョンセミナー「露地栽培アガリクスKA21株の免疫増強・抗がん剤の副作用軽減作用」が行われた。午後は、田中耕一郎氏による会頭講演「東方医学の精神文化と身体観」と、重松宗育氏による教育講演「禅僧の観(み)る身体(からだ)と心」を行った。プログラム最後のシンポジウムでは大会テーマと同じ「東方医学の精神文化と身体観」をテーマに、講演とディスカッションが行われた。参加者からは、「新しい価値観にふれあえた。様々な視点から東洋医学を知ることができた。学生の発表が生き生きとしていて内容も工夫があって素晴らしかった。全て興味深かった。」といった声が数多く寄せられ盛会裏に終了した。
【メインテーマ:東方医学の精神文化と身体観】
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