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第39回 日本東方医学会 学術大会 開催報告 - 一般財団法人 東方医療振興財団 日本東方医学会

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  Japanese Association  of Eastern Medicine

日本東方医学会

日本東方医学会 学術大会

第39回 日本東方医学会 学術大会 開催報告

第39回 日本東方医学会 学術大会 開催報告

-メインテーマ「耳・鼻からはじまる健幸長寿~本邦初!東方の叡智が集結」-

  

 2021年11月28日、長瀨眞彦氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第39回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にてハイブリッド形式のもと開催された。会頭は北西 剛氏(きたにし耳鼻咽喉科 院長)が務めた。

 今回の注目は、中医、漢方、アーユルヴェーダ医、更にはチベット医の先生方が一同に会して行われるパネルディスカッション。そして経絡の不思議に迫る最近注目の『ファシア』に関して、建部陽嗣先生からのご講演だった。

 午前中は、一般口演Ⅰ(漢方3題)、一般口演Ⅱ(鍼灸6題)、一般口演Ⅲ(サプリメント・その他4題)を行った。その後、ランチョンセミナー「アマゾン熱帯雨林の民間医シャーマンの伝統医療」をはさみ、午後は北西剛氏による会頭講演「温故知新の耳鼻咽喉科」、建部陽嗣氏(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 研究員)による教育講演「東洋医学の謎を解く新たな臓器『ファシア』」、があった。プログラム最後のシンポジウム「漢方・アーユルヴェーダ・チベット 東方医学の叡智集結」では、シンポジストの奈良和彦(東邦大学医学部東洋医学研究室 医療センター大森病院東洋医学科 助教)、小川康(森のくすり塾 代表)、澁谷るみ子(㈱スヴァルナ・アーユルヴェーダ代表)による講演とディスカッションが行われた。

 

〔プログラム構成〕

●会頭講演 「温故知新の耳鼻咽喉科」

 演者:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)

 座長:高橋 博樹(東銀座タカハシクリニック 院長)

 

●教育講演

「東洋医学の謎を解く新たな臓器『ファシア』」

 演者:建部 陽嗣(国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構

           量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部 研究員)

 座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)

 

●シンポジウム 「漢方・アーユルヴェーダ・チベット 東方医学の叡智集結」

 座長:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)

    上馬塲 和夫(フジ虎ノ門整形外科病院)

①    「耳・鼻の症状 ・・・ 弁証論治を患者にどう説明するか。」

 演者:奈良 和彦(東邦大学医学部東洋医学研究室 / 医療センター大森病院東洋医学科 助教)

②    「チベット医学が現代日本社会に貢献できること」

 演者:小川 康(森のくすり塾 代表)

③    「アーユルヴェーダの若返り法」

 演者:澁谷 るみ子(株式会社スヴァルナ・アーユルヴェーダ 代表) 

 

●一般口演Ⅰ 「漢方」(講演数:3題)

座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)

   竹下 有(清明院 院長)

①    「新型コロナウイルス感染症を防ぐ?漢方薬」

 演者:福本 一朗(長岡保養園)

②    「荊芥連翹湯と活血薬による鼻息肉を完治した症例」

 演者:仝 選甫(日本中医薬研究会中医学講師)

③    「漢方治療で難渋し鍼灸治療併用により著効したフクロウ型体質の一例」

 演者:増田 卓也(三井記念病院 総合内科・膠原病リウマチ内科)

 

●一般口演Ⅱ 「鍼灸」(講演数:6題)

 座長:佐々木 和郎(令和鍼灸院 院長 / 前・鈴鹿医療科学大学 教授)

    友岡 清秀(順天堂大学医学部公衆衛生学講座 助教)

①    「耳鳴・めまいに対する大後頭神経及び頭半棘筋への刺鍼症例の報告」

 演者:吉村 英(吉村はりきゅう治療院)

②    「鍼灸治療が有効であった難治性副鼻腔炎・通年性アレルギー性鼻炎合併の一例」

 演者:林 由紀子(ハチドリ鍼灸院)

③    「WHO国際統計分類に基づいた鍼灸臨床データ収集の基盤整備 第二報

    ~耳及び乳様突起の疾患患者に対する伝統医学病名、医療行為の調査~」

 演者:鈴木 聡(鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部 鍼灸サイエンス学科)

④    「鍼灸治療に関する医学生の意識調査」

 演者:小池 真子(順天堂大学医学部医学科)、大賀 舞(順天堂大学国際教養学部)

⑤    「地域における医師と鍼灸師間でのコミュニケーション方法」

 演者:白石 健二郎(田無北口鍼灸院)

⑥    「鍼灸師の地域医療連携とケーススタディ・症例検討会の報告」

 演者:赤羽 峰明(医鍼薬地域連携研究会)

 

●一般口演Ⅲ 「アーユルヴェーダ・サプリメント他」(講演数:4題)

 座長:山本 竜隆(朝霧高原診療所 院長 / 昭和大学医学部 客員教授)

    竹下 有(清明院 院長)

①    「シロダーラ施術継続回数の違いによるリラックス効果の比較

 演者:田畑 優美子(一般社団法人日本シロダーラ協会 代表理事)

②    「2年間のハンノキ醗酵エキスの摂取が中高齢者の酸化ストレス及び抗酸化力に及ぼす影響」

 演者:松浦 義昌(大阪府立大学)

③    「マットレス針刺による右上肢麻痺症について」

 演者:藤井 祟知(南陵 藤井内科)

④    「「SBH式減量療法」と腸内フローラの関係について-第二報-」

 演者:島田 りか(医療法人社団 東洋会)

 

●ランチョンセミナー 「アマゾン熱帯雨林の民間医 シャーマンの伝統療法」

 座長:北西 剛 (きたにし耳鼻咽喉科 院長)

 演者:吉野 朝(株式会社サポートジャングルクラブ 代表取締役社長 / NPOグリーンハート 理事)