日本東方医学会では(一財)東方医療振興財団のもと、中医学や鍼灸の各種セミナーを開催しています。
医療従事者の方や、これから中医学を学びたい一般の方もぜひご参加ください。
<オンライン研修>
中医学研修講座 基礎の部 (2024年4月開講) チラシPDF |
全10講座 隔年4月~翌3月 / 月1回 ※8月・12月休講 |
中医学研修講座 臨床の部 (2025年度開催予定) チラシPDF(2023年度版) |
全10講座 隔年4月~翌3月 / 月1回 ※8月・12月休講 |
次のステップをめざす 中医学研修講座 (2024年度は終了しました) |
全5講座 |
原則月1回(第4月曜日)※8月・12月休講 |
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原則月1回(第2月曜日)※8月・12月休講 |
<オンデマンド研修>
中医学オンラインセミナー 臨床 (随時受付) チラシPDF |
各全10講座 ※1講座 /2時間 (15分×8コマ) |
医療連携鍼灸師育成セミナー (随時受付) チラシPDF | 通年 |
<集合研修>
場所:東京 ※2025年度の開催概要は後日ご案内いたします |
年1回 |
<通信講座>
中国医学実践通信講座 (随時受付) チラシPDF | 通年 |
第55回 鍼灸学セミナー 厚生労働省・日本医師会 後援 (申請中)
~理解が深まる、実践できる鍼灸治療~
お誘いの言葉
近年わが国の医療で、現代医学以外の治療法への関心が一段と高まっています。特に、東方医学を診療に導入することは、
患者様の期待も大きく、診療の幅が広がります。なかでも鍼灸治療は、徐々にエビデンスも明らかになって来ており、高齢者や女性に優しく、
安全な治療として、高い関心が寄せられています。
鍼灸医学における要点を効率良く学びたい医師、また、鍼灸治療を行っているが要点を復習したい鍼灸師の皆様、鍼は使用しないが、
ツボを臨床に応用したい理学療法士、看護師、救急救命士の方々にとっては最適の入門コースとなります。
この機会にぜひ、鍼灸の考え方や技術をマスターし、明日からの治療にお役立て下さい。
講義日程表
東京開催<2025年7月21日(月祝)・9月15日(月祝)開催>
「中医学オンラインセミナー 臨床」 講座8-1『経絡・経穴 総論』、講座8-2『経脈と経穴部位 ー14経脈と361経穴ー』を事前に視聴いただけます。
※実技時間のより多いプログラム構成となるため、予習としてご活用ください。
一日目に基礎理論もございますが、初心者の方は予習として、経験者の方は復習としてこちらのオンデマンド研修動画を視聴して、当日をお迎えいただけます。
日 時 | 内 容 | 講 師 | |
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7月21日(月祝)
【鍼灸臨床の基礎】 |
9:30-12:00 基礎理論 |
鍼灸の基本的な考え方について |
形井 秀一 つくば国際鍼灸研究所 所長 筑波技術大学 名誉教授 |
13:00-14:30
実践理論 |
鍼灸臨床における触診について |
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14:40-16:30 実技実習 |
・鍼灸の実技(基礎、応用) 1)施灸の基礎実技 2)鍼実技 |
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9月23日(月祝)
【症状別鍼灸治療の実際】 |
9:30-12:00 鍼灸臨床・実習 <頸肩部痛> |
・頸肩部痛の鍼灸治療の考え方 1)鍼灸の基礎実技 2)鍼灸による遠隔治療の実技 |
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13:00-16:30 鍼灸臨床・実習 <腰痛> |
・腰痛の鍼灸治療の考え方 1)鍼灸の基礎実技 2)鍼灸による遠隔治療の実技 |
一日目 : 午前は鍼灸・東洋医学の基本的な考え方についての講義を行い、午後は触診についてや
鍼灸治療の基本技術を学びます。
二日目 : 鍼灸臨床における診断学と、代表的症状に対する鍼灸治療の実際を学びます。
(※二日目は実習がメインとなるため、二日目については医師・鍼灸師・医学生・鍼灸学生の方のみ参加お申込ください。)
◆「中医学オンラインセミナー 臨床」の講座8-1、講座8-2の視聴URLは6月以降にご案内します。
◆2日間受講された方には、修了証を発行いたします。 ※公的資格ではありません。
◆講義は全て大学の教員経験者が行います。
◆安全に配慮して講義、実習を行います。
◆やむを得ない事情により講師や講義内容、時間に変更が生じる場合がございます。予めご了承ください。
申込要項
受講資格 |
医師、鍼灸師などの医療従事者を中心に、鍼灸を治療で活用したい方。 (※二日目は実習がメインとなるため、二日目については医師・鍼灸師・医学生・鍼灸学生の方のみ参加お申込ください。) |
受講料 |
1日につき 会員30,000円 非会員35,000円 学生会員15,000円 学生非会員17,500円 2日間受講 会員50,000円 非会員60,000円 学生非会員25,000円 学生非会員30,000円 ※2024年度入会の日本東方医学会会員の方は、いずれか1日の講義を1万円割引きで受講可能です。 ※学生料金については、申込時に学生証提示必須。 ※学生とは、日本の文部科学省あるいは海外の文部省の定める大学・大学院・専門学校等に現に在籍し左記分野のカリキュラムを 履修している場合を指します。専攻生、研究生は該当しません。 |
募集人員 | 各日 20名程度(定員になり次第締め切らせて頂きます) |
申込方法 |
Web申込はこちら
|
締切 |
2025年9月10日(水)まで ※申込・入金ともに締め切りまでにお願い致します。 ※キャンセルのご連絡も9/10(水)までにお願いいたします。当日キャンセルの場合、返金はできかねます。 |
会場 |
東京医療福祉専門学校 東京都中央区八丁堀 |
その他 | 昼食は各自でお取り下さい。 実習を行いますので足や肩を出しやすい服装をお願いします。 講義の録音、録画はご遠慮願います。 鍼及び鍼管は当方で用意いたします。 |
<第52回鍼灸学セミナー 受講者アンケートより>
・初心者として大変有意義でした。書物からではまず押さえるべき所がわからず、苦労していました。
・復習のために参加させていただきましたが、改めて骨度法の大切さも認識でき、大変勉強になりました。
・まずは用語になれるために大変有用でした。これをきっかけに現場で活用できるよう一層学びたいと思います。
・経穴の実習は大変勉強になりました。
・鍼灸が何故痛みに効くのかよくわかりました。
<講義風景>
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第19期中医学研修講座 基礎の部は2026年4月から開始予定です。
第18期 中医学研修講座 -基礎の部-
2024年4月~2025年3月 WEBによるLIVE配信での開催となります。日程は下記表をご確認ください。
※やむを得ない事情により変更が生じる場合があります。その際は、ホームページにてご案内いたします。
第18期中医学研修講座 基礎の部(2024年4月~2025年3月)は全日程を終了いたしました。
たくさんのご参加ありがとうございました。
お誘いの言葉
漢方エキス製剤が健康保険に薬価収載されてから40年余りが経過した現在、医師の8割が何らかの形でこれらを治療に使用しているといわれております。今や東洋医学・中医学の教育は臨床研修においても必要不可欠なものと考えられております。全国80の医学部・医科学系大学では、医学教育モデルのコア・カリキュラムで漢方についての項目が組入れられており、役割が重要視されるようになって参りました。
また、高齢者社会を迎えたわが国では、老人医療費が年々伸び続け、高齢者医療制度の抜本的改革の必要性、高齢者のQOLの維持・向上が論議されております。
そのような状況下、中医学は21世紀の医療環境において、増加する生活習慣病や西洋医学では治癒できない病気に対して、個々の疾病や西洋医学的な病名にとらわれず人間そのものをトータルに診る全人的医療、ひとりひとりに適したテーラーメード医療の大きな柱の一つとして求められています。これらの要望に応えるべく、日本東方医学会では従来より医療従事者のための教育や情報提供を進めて参りました。
本学会は昭和48年に医師東洋医学研究会 として発足後、昭和58年5月、日本東方医学会へと名称を変更して今日に至っております。わが国の東方医学のより良い発展に寄与すべく、医療従事者へのセミナー開催、日中の学術交流、中国からの留学生受け入れなど、実績を重ねて参りました。
「中医学研修講座」は日本東方医学会が主催する本格的な中医学セミナーとして今年第18回を迎えました。2年間シリーズ《基礎編(1年コース)・臨床応用編(1年コース)》の基礎の部として中医基礎理論・病態・診断・治療・方剤・生薬などの基礎を学んでいただけます。
このすばらしい講座に一人でも多くの方が参加され、明日からの医療現場に活用されますようご案内いたします。
研修単位
講義の時間は18:00~20:00までです。1日2科目が行われます。
開催日 | 研修科目 | 担当講師 |
終了 2024年 4月13日(土) |
1. 中医学の基本的な考え方 「西洋医学とは異なった視点で人体を捉えると臨床の幅が広がる」 |
(吉祥寺中医クリニック院長、 順天堂大学医学部 医学教育研究室 非常勤助教) |
2.脈診 「西洋医学とは異なった中医学的な脈の診かたを知る」 |
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終了 5月11日(土) |
3.腹診
「西洋医学的視点を踏まえ東洋医学的診療を解説する」 |
上田 研 先生 (武蔵野赤十字病院) |
4.舌診
「西洋医学的異常をとらえ東洋医学的診療を解説する」 |
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終了 6月8日(土) |
5.陰陽五行(Ⅰ) 「陰陽説/陰陽観点から展開する中医学の生理、病理、診断及び治療体系」 |
徐文波先生 (御源堂中医薬研究院) |
6.陰陽五行(Ⅱ) 「五行説/木、火、土、金、水五つ系統のバランスを中心とした人間と 自然環境、社会環境を協調する中医学健康疾病観について」 |
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終了 7月6日(土) |
7.八綱弁証 「中医学の診断は人体をまずこのように大まかに捉えることから始まる」 |
(吉祥寺中医クリニック院長、 順天堂大学医学部 医学教育研究室 非常勤助教) |
8.気血津液 「さらに細かく中医学での人体の構成成分の生理・病理を知る」 |
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終了 9月7日(土) |
9.臓腑弁証(Ⅰ) 「中医学から見た五臓六腑の生理機能と臨床応用/総論・心」 |
菅沼栄先生 (えみクリニック東大前) |
10.臓腑弁証(Ⅱ) 「臓腑学説/肺」 |
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終了 10月12日(土) |
11.臓腑弁証(Ⅲ) 「臓腑学説/脾」 |
菅沼栄先生 (えみクリニック東大前) |
12.臓腑弁証(Ⅳ) 「臓腑学説/肝・腎」 |
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終了 11月9日(土) |
13.六経弁証(傷寒) 「中医学から見た傷寒論(六経弁証)」 |
菅沼栄先生(えみクリニック東大前) |
14.三焦弁証(温病) 「温病学説/衛気営血弁証・三焦弁証 ※感染症の中医治療参考」 |
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終了 2025年 1月18日(土) |
15.中薬学(Ⅰ)「中薬学の全体像」 |
(東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 准教授) |
16.中薬学(Ⅱ)「各論 気に働く生薬(気虚、気滞)」 | ||
終了 2月8日(土) |
17.中薬学(Ⅲ)「中薬学の全体像」 |
(東邦大学医療センター大森病院 東洋医学科 准教授) |
18.中薬学(Ⅳ)「各論 血に働く生薬(血虚、瘀血)」 | ||
終了 3月8日(土) |
19.弁証論治の実際 「今まで学んだことを元に実臨床で応用できるように、 medically unexplained symptoms(MUS)を中医学では どう診断治療するかを具体的に解説」 |
(吉祥寺中医クリニック院長、 順天堂大学医学部 医学教育研究室 非常勤助教) |
20.経絡学説 「生薬・漢方薬の応用範囲をより広げるために、主として鍼灸治療で 使われる経絡学説を知る」 |
※テキストの配布はありません。
※講師・内容が変更になる場合がございます。変更の際、こちらから個別に連絡は致しませんので、ホームページにてご確認ください。
※天候不良や講師の体調不良の事由により開催中止の場合は、ホームページでお知らせします。ご参加前のご確認をお願いいたします。
※講義の撮影、録画、録音はご遠慮ください。
※当該講座は、全日本鍼灸学会認定講座です。単位は「1点」です。
※当財団は(公財)日本薬剤師研修センターの研修実施機関に登録しています。この講座は「研修認定薬剤師」の申請に必要な単位が
取得できる講座として申請予定です。
中医学専門修了証の授与
講義は、1日2講座行われ、本講座終了時に、16講座以上参加された方には、修了証を交付いたします。