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日本東方医学会 学術大会 - 一般財団法人 東方医療振興財団 日本東方医学会

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  Japanese Association  of Eastern Medicine

日本東方医学会

第36回 日本東方医学会 学術大会 開催報告

-メインテーマ「東方医学における地域連携の可能性」-

  

 2月3日、上馬塲和夫氏が理事長を務める一般財団法人東方医療振興財団主催、厚生労働省・日本医師会後援による第36回日本東方医学会学術大会が、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催された。会頭は赤羽峰明氏(乃木坂あか羽鍼灸院院長)が務めた。

 日本東方医学会では、2017年秋から「医鍼薬地域連携研究会」「医療連携をめざす鍼灸師育成講座」などの開催を通じて、地域の医師・鍼灸師・薬剤師が連携してよりよい医療を患者に提供できる仕組みづくりを進めており、今大会のメインテーマには「東方医学における地域連携の可能性」が掲げられた。

 午前中は、赤羽氏による会頭講演「医鍼薬地域連携の試み」のほか、一般口演Ⅰ(漢方・鍼灸5題)、一般口演Ⅱ(総論・そのほか6題)があった。昼の休憩時間を利用して、レセプションホールで6題のポスター発表が行われた。その後、ランチョンセミナー2本をはさみ、午後は路京華氏(中国中医科学院広安門病院客員教授)による教育講演Ⅰ「蔵象学の現代訳」、また川瀬晃道氏(名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻教授)による教育講演Ⅱ「汗腺はテラヘルツ帯ヘリカルアンテナか? 東洋医学の機序解明への試み」があった。

 最後のシンポジウム「医療現場における鍼灸活用の実際(医鍼薬地域連携における問題点を探る)」では、シンポジストの高橋秀則氏(帝京平成大学健康科学研究科教授)、長谷川尚哉氏(大磯治療院・ほんあつ治療院総院長)、奥平智之氏(医療法人山口病院精神科部長)による講演とディスカッションが行われた。学術大会終了後は、会場をテラスルームに移して懇親会が開催された。

 

(原山建郎・報 / 「医道の日本」2019年4月号より)

 

〔プログラム構成〕

●会頭講演「医鍼薬地域連携の試み」

  演者:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院 院長)

  座長:上馬場 和夫(一財)東方医療振興財団 理事長)

●教育講演

①「蔵象学の現代訳」

 演者:路 京華(中国中医科学院広安門病院 客員教授)

 座長:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック 院長)

②「汗腺はテラヘルツ帯ヘリカルアンテナか?~東洋医学の機序解明への試み」

 演者:川瀬 晃道(名古屋大学大学院工学研究科電子工学専攻 教授)

 座長:佐々木 和郎( 鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸サイエンス学科 教授)

●シンポジウム「医療現場における鍼灸活用の実際(医鍼薬地域連携における問題点を探る)」

 座長:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院 院長)、上馬場 和夫(一財)東方医療振興財団 理事長)

①「医療現場における鍼灸活用の問題点」

 演者:高橋 秀則(袖ヶ浦さつき台病院麻酔科、帝京平成大学健康科学研究科 教授)

②「地域医療資源としての「町の鍼灸院」が超高齢化社会に役立つ日を目指して」

 演者:長谷川 尚哉(大磯治療院・ほんあつ治療院 総院長、株式会社ソクラー・テクノス 代表取締役)

③「栄養精神医学領域における鍼灸師医師交流会への期待」

 演者:奥平 智之(医療法人山口病院(川越)精神科 部長、日本栄養精神医学研究会 会長)

●一般口演Ⅰ「漢方・鍼灸」(講演数:5題)

 座長:形井 秀一(筑波技術大学 名誉教授)

    樫尾 明彦(給田ファミリークリニック)

①「傷寒論第29条中の甘草配合の桂枝湯・甘草乾姜湯・芍薬甘草湯・調胃承気湯・四逆湯について甘草を中心に考える」

 演者:高橋 薫(タカハシクリニック)

②「艾炷灸技術を応用した灸法主義の温度特性比較~もぐさ温度測定システムMOXATHを用いて~」

 演者:有馬 義貴(常葉大学健康プロデュース学部)

③「鍼灸学科1年生と2年生の艾炷灸技術の違い~もぐさ温度測定システムMOXATHを用いて~」

 演者:藤田 格(常葉大学健康プロデュース学部健康鍼灸学科)

④「鍼灸を含めた慢性疼痛医療者育成の取り組み」

 演者:鈴木 聡(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸サイエンス学科)

⑤「moxafrica(モクサアフリカジャパン)、活動報告~発足の背景と現在までの活動の歩み~」

 演者:山川 義人(MOXAFRICA)

●一般口演Ⅱ「総論・その他」(講演数:6題)

 座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック 院長)

    及川 正広(東北福祉大学健康科学部 講師)

①「漢方医学的融合医療の実施経験」

 演者:髙橋 博樹(東銀座タカハシクリニック)

②「悪性腫瘍に対する化学療法と放射線療法の自律神経に及ぼす影響」

 演者:永野 剛造(永野医院)

③「感知診による感知部位の確認とテンカン脳の病巣診断について」

 演者:藤井 祟知(南陵 藤井内科)

④「全身多発転移がんの長期生存例」

 演者:中村 信也(まほろば東京クリニック)

⑤「認知症は生活習慣病?」

 演者:福本 一朗(至誠会 長岡保養園)

⑥「治療困難な下肢虚血病変に対する東洋学的治療の試み」

 演者:藤田 周一郎(医療法人社団素耕会 冨士クリニック)

●ポスター展示(演題数:6題)

①「気功におけるイメージの効果」

 演者:佐藤 源彦(心身バランス研究会希望クリニック)

②「指先刺激による頸部回旋可動域の変化」

 演者:石川 莉帆(帝京平成大学ヒューマンケア学部)

③「CBDオイルの経鼻投与をした線維筋痛症の2例」

 演者:許 鳳浩(金沢大学大学院補完代替医療学講座)

④「東西医学を融合したトータル・メディカルビューティ・プログラムの創生」

 演者:高 冰冰(ハリウッド大学院大学)

⑤「仙骨部への鍼通電刺激が便秘症状に及ぼす影響」

 演者:鈴木 卓也(帝京平成大学大学院健康科学研究科)

⑥「傷寒論第29条中の甘草配合の桂枝湯・甘草乾姜湯・芍薬甘草湯・調胃承気湯・四逆湯について甘草を中心に考える」

 演者:髙橋 薫(タカハシクリニック)

●ランチョンセミナー

①「今の日本の医療を変えたい!患者の目線から」

 座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)

 演者:山田 浩((株)オフィスウィンズinfinity Balance 代表取締役)、松嵜 智美(スタジオPM4:21 代表)

②「漢方を活用した事業連携の可能性」

 座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科 院長)

 演者:後藤 典子(MSG株式会社 常務執行役員、一般社団法人国際統合治療協会 理事)

 

第35回 日本東方医学会 学術大会 開催報告

-メインテーマ「健康寿命を楽しく生きる東方医学の知恵」-

 

 一般財団法人東方医療振興財団(上馬塲 和夫理事長)主催、厚生労働省・日本医師会後援の第35回日本東方医学会が、2018年2月25日(日)(午前9時30分〜午後5時)、御茶ノ水ソラシティーカンファレンスセンター(東京・神田駿河台)で開催され、140名余りの医師・薬剤師・看護師・鍼灸師・柔道整復師・療術師・医療従事者・学生などが参集した。会頭は原山 健郞氏(健康ジャーナリスト、元『わたしの健康』編集長)が務めた。

 健康志向への関心とともに高齢化問題がいよいよ緊迫度を増しつつある近年、メインテーマに掲げられた「健康寿命を楽しく生きる東方医学の知恵」という課題にどう向き合い、どんな答えを見出すかが、日常生活の安心と将来の医療を左右するとの認識から、プログラムは多岐にわたり19題を数え、問題意識を共有する熱心な参加者の質疑も活発になされて会は充実したものとなった。

 講演終了後に隣室で開かれた懇親会では分野の枠を超えて和やかに意見交換が行われ、交流の深まりに役立った。

 

〔プログラム構成〕

●会頭講演「仏教医学でとらえる『東方医学』のアウトライン」

  演者:原山 建郎(健康ジャーナリスト、元『わたしの健康』編集長)

  座長:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック院長)

●教育講演「認知症の人およびそのご家族を支えるための載灸治疾の取り組み」

 演者:兵頭 明(学校法人後藤学園中医学研究所所長)

 座長:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院院長)

●シンポジウム「クオリティ・オブ・デス(安らかな死)をめざす東方医療」

 座長:原山 建郎(健康ジャーナリスト、元『わたしの健康』編集長、上馬場 和夫(帝京平成大学ヒューマンケア学部教授)

①「Quality of death(QOD、安らかな死)をめざす東方医療」

 演者:田畑 正久(佐藤第二病院院長、龍谷大学大学院実践真宗学研究科教授)

②「QOD」

 演者:川嶋 朗(東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授)

③「安らかな死とは」

 演者:船戸 崇史(船戸クリニック院長)

●一般口演Ⅰ「漢方・サプリメント」(講演数:4題)

 座長:山口 トキコ(マリーゴールドクリニック院長)

    竹野 良平(社会医療法人石心会埼玉石心会病院メンタルヘルス科副部長)

①「慢性疾患の東方医学的治療経験」

 演者:髙橋 博樹(東銀座タカハシクリニック)

②「マルチモディティ(複数疾患併存)に対する東洋医学の活用」

 演者:樫尾 明彦(給田ファミリークリニック)

③「更年期未病状態にけるプラセンタサプリメントの効果」

 演者:長瀬 眞彦(吉祥寺中医クリニック)

④「甘草修治による抗酸化力で考える甘草湯と灸甘草湯の方意」

 演者:高橋 薫(タカハシクリニック)

●一般口演Ⅱ「鍼灸・その他」(講演数:4題)

 座長:佐々木 和郎(鈴鹿医療科学大学保健衛生学部鍼灸学科教授)

    北出 利勝(明治国際医療大学名誉教授)

①「非侵襲性の微細突起の皮膚刺激が便秘に及ぼす影響:二重盲検比較試験を用いた検討」

 演者:沢崎 健太(常葉大学健康プロデュース学部)

②「触刺激による脳内微量物質の変化」

 演者:中澤 寛元(常葉大学健康プロデュース学部)

③「医鍼薬地域連携研究会」

 演者:赤羽 峰明(乃木坂あか羽鍼灸院)

④「東洋医学教育における大学間と学習者─指導者間のゆるやかな教育システム」

 演者:蜂木 麻璃奈(大分大学医学部医学科)

●一般口演Ⅲ「その他」(講演数:4題)

 座長:山本 竜隆(朝霧高原診療所院長)

    北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科院長)

①「感知診によるパーキンソン病と認知症のウイルス感染診断について」

 演者:藤井 崇知(南陵藤井内科)

②「エステックEIS/ESOによる磁気ベッド治療前後の自律神経機能の変化」

 演者:永野 剛造(日本自律神経病研究会 永野医院)

③「生理学的データに基づく動機推定の試み」

 演者:福本 一朗(長岡市小国診療所)

④「細胞ナノスキャンを使った二重盲検試験による波動医学的作用物質の作用機序の解明の試み」

 演者:上馬塲 和夫(帝京平成大学ヒューマンケア学部)

●ランチョンセミナー

①「頭部解剖生理学的特殊性と、実際の活用のご紹介」

 座長:髙橋 博樹(東銀座タカハシクリニック院長)

 演者:宮崎 陽子(L.C.I.C.I.JAPAN代表)

②「画期的な診断補助計測機器細胞ナノスキャン(MTRメタトロン)について」

 座長:北西 剛(きたにし耳鼻咽喉科院長)

 演者:吉川 忠久(株式会社エイジングマネジメント代表取締役社長)

■過去開催概要

 

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